「毛」が犬の便秘の原因かもしれません。意外かもしれませんが。
老犬・犬も当然便秘になるのですが
人間と同じように、日頃の食事内容であったり生活状況などが原因で
便秘になったりします。
1日、2日ぐらいの便秘ならば大丈夫なのですが
それ以上の数日間に渡る便秘を老犬・犬がしているようならば
病気の心配も必要となってきます。
便秘は重病のサインである場合も多く決してかるく考えてはいけません。
オスであれば前立腺肥大や前立腺炎なども考えられ
他にも肛門嚢炎や膣炎、更に重篤な病気であれば
脊髄の異常や甲状腺機能低下症なども考えられます。
たかが便秘と決して甘く考えないで老犬・犬の様子を見てあげましょう。
重病のサインでもある便秘は便秘だけでなく他の症状を伴う場合が多いです。
「発熱」「血尿」「吐く」などがあげられます。
しかし、便秘の原因が犬自身の「毛」である場合は少し違います。
「毛」が原因の犬の便秘とは?
便秘に見られる他の症状が全くなくて
犬が排便姿勢をとっているのに便が出ずに苦しんで鳴いていて
排便出来ずに便秘になっている場合は「毛」が原因の可能性があります。
毛の長い犬が特になりやすいのですが
肛門周辺の毛が絡まって固まってしまい
肛門を固い栓のような状態でふさいでしまっているため排便が出来ないのです。
犬は普通に便意を感じて排便をしようとするのですが
毛が固い蓋となってしまっている為に排便出来ずに苦しんで鳴いているのです。
他の症状がないのに便秘で苦しんでいるようならば
一度、肛門周辺の毛の確認をしてください。
毛に以前の便が付着して乾燥して固くなってしまっているかもしれません。
もし毛が固まっていたらタオルなどをぬるま湯などで
濡らしてから、その固まっている毛をほぐしてあげましょう。
皮膚などを傷つけてはいけないので少しずつ少しずつ。
また毛の長い犬はどうしても排便時に毛に便が付着しやすいので
便秘の原因排除もあるのですが衛生面からも肛門周辺の毛は
カットするか短く整えている方が良いかもしれません。