散歩を嫌がるようになった

老犬にとって散歩はとても大切な運動です。
老犬になると寝たきりの時間がどうしても増えて運動量も落ちますので
散歩は運動量を補う大切な時間になります。

 

ただ、どうしても老犬になると身体を動かすのを嫌がり散歩に
行きたがらなくなるのですが、そのまま散歩に行くのを控えてしまうと

 

            散歩を嫌がる。
               ↓
          無理をさせまいと散歩・運動を控える。
               ↓
          まずは後足の筋力が低下する。
               ↓
          その後、前足の筋力も低下する。
               ↓
          自力で立ち上がれなくなる。
               ↓ 
          寝たきりになる。

犬の散歩

 

 

確実にこのコースをたどることになります。
老化は緩やかに進行しますので、散歩を毎日させているから寝たきりにならないという訳ではありませんが
散歩を初めとした運動をさせないでいると、老化の進行は確実に早くなります。

 

多少、散歩などの運動を嫌がっても筋力維持のために運動は必要ですが
散歩に行きたがらない理由にも原因があります。

 

@関節や筋肉、内臓などに痛みがあって動くこと自体が負担となっている。

 

A老化と共に心も老いていって散歩自体に関心がなくなっている/何年も同じ散歩コースで楽しくない。

 

などがあります。

 

@の場合は日頃からよく愛犬を観察して少しでも普段と違うようなところがあればすぐに獣医さんに診てもらいましょう。

 

Aの場合も問題なのですが、この場合は飼い主さんの努力不足になります。
 「毎日、キチンと散歩に連れていっていたのに・・・」と思われるかもしれませんが
 毎日、日課義務となった散歩で同じコースをほぼ同じ時間で帰ってきて愛犬は楽しいでしょうか?
 だんだんと散歩に関心がなくなり確実に散歩に行きたがらなくなります。

 

 ではどのような散歩にすれば良いのでしょうか?

 

 

 

 

たまには散歩コースを変えて飼い主さんも楽しみましょう。

いつもと違う散歩をしてみませんか?

 

たまには散歩コースを変えてみませんか?

 

普段行かない公園や空き地に寄ってみませんか?

犬の散歩

 

「あんな何も無い公園に寄っても面白くもないよ」それはあなたの意見ですよね?
愛犬に聞いてみましたか?もしかしたら愛犬は散歩に行きながらいつもその公園を見て
「あそこは何だろう?何があるのかな?」と思っていたのかもしれませんよ?

 

少しでよいので散歩コースを変更してみて愛犬の好奇心をくすぐってください。

 

もしかしたら、その公園に愛犬がワクワクする何かがあるかもしれませんよ。
今まで見たことも、嗅いだこともない花や木や草があるかもしれません。

 

愛犬はワクワクして「早く散歩に行って、あの公園に寄ってみようよ!」と
散歩をおねだりするようになるかもしれません。

 

そうなってくれれば飼い主さんである、あなたも嬉しいはずです。
また好きな飼い主さんが元気になってくれれば愛犬も嬉しくなるはずです。

 

雨の日の散歩は無理しないで

新しい散歩コースも発見して子犬の頃のように、いろんなことに好奇心を
もってくれて喜んで散歩にも行ってくれるようになりましたが老犬ですので
ペースはゆっくりで。しかし、そんなことは関係ありません。愛犬が楽しそうだと
それが飼い主さんも嬉しいのですから。

 

「さぁ今日も散歩に行こう。今日は散歩コースを逆に歩いてみようか」などと
今日の散歩コースのプランをあれこれと考えていた時のこと。

 

先ほどから怪しかった空模様から、やはり雨が・・・。

 

「どうしよう、あの子も散歩に行きたいはずだろうしな。でも雨も少しうっとうしいしな」

 

当然だと思います。

 

雨の日など天候に不安がある時は散歩も中止にしましょう。
嫌々義務で散歩に連れて行ってもらっても愛犬も楽しくないはずです。
愛犬もあなたの楽しそうな顔を見たいはずです。

 

また無理な雨の日の散歩で老犬となった愛犬が風邪でもひいたら大変ですので。
雨の日やお互いの体調が悪い日は散歩もお休み。
そんなルールも決めておきましょう。

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