寝たきりの老犬の散歩を考える

前脚と後脚の筋力や関節の機能が低下してしまって
踏ん張ることが出来なくなると愛犬は自力での歩行が不可能になります。
これから先は寝たままで過ごす時間が1日の大半を占めることになります。

 

その現実を決して悲しんではいけません。

 

あなたの老犬だけでなく全ての生物がたどる道なのですから当然のことです。

 

悲しい想いは介護を受けている愛犬にも伝わり、愛犬の心も悲しくしてしまいます。

 

今までの生活スタイルが少し変化するだけのことなのです。
変化した生活スタイルの中で老犬となった愛犬に愛情を注いであげればよいだけなのです。
ただ、それだけなのです。

 

愛犬とのコミュニケーションに日々の散歩があったと思うのですが愛犬が寝たきりと
なっても散歩を止める必要はありません。


愛犬の想いは。

飼い主さんのなかには「動けなくなって可哀想に・・・。ベッドで毎日のんびりしてね」と
思われる方もいるかもしれませんが。

 

老犬となった愛犬はどのように思っているでしょうか?

 

「最近、なぜか手足や身体が前みたいに動かないけど、ずっと寝ているのは嫌だな・・・・
なんで飼い主さんは外に連れていってくれなくなったんだろう?いつも、散歩中に
会う、あの子は元気かな・・・」

 

とか思っているかもしませんよ?

 

歩けなくなったのが不幸ではありません。散歩に行けないのが不幸なのです。
前と同じように散歩に連れて行ってあげましょう!

 

散歩のスタイルを変更です。

小型犬の場合は抱っこしてあげるかバッグにいれて可能なら顔を
出せるようにして散歩に行き、外の空気や太陽の光、風や匂いを感じさせてください。

 

それだけでも十分に気分転換になり、脳にも良い刺激となり
老犬に多いボケ・認知症予防になります。

 

以前、散歩中に会っていた、あの子にも会えたりしたら
もっと元気に、喜ぶはずです。

 

大型犬や中型犬の場合は流石に抱っこやバッグは辛いので
大型犬を載せて散歩が出来る、老犬介護用のカートなどを利用しましょう。
カート選びのポイントは何キロまで大丈夫か?多少の凸凹道でも
タイヤがしっかりと衝撃を吸収してくれるか?
荷台部分に囲いはあるか?急な雨の場合などの時を考えて屋根があるか?

 

など老犬の立場になって考えてあげてください。

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