エアコンをつけていても犬を車内で留守番させるのは危険です。

車内で留守番する犬

エアコンつけているから犬を車の中で留守番させても大丈夫!

なんて思ったりしていませんか?

その考えは大変危険です!
エアコンをつけていても夏の車内での留守番は危険です。
エアコンつけていても車内で留守番している犬の熱中症対策になりません。

なぜ犬を車内で留守番させるのが危険なのかを説明していきます。

エンジンを回していてもエアコンは急に停止することがある!

「車のエンジン回してエアコンつけていれば車内の犬は大丈夫だろ?」
と思っている方も多いのですが、確かに車のエンジンが回っている
動いている状態ならば車の「オルタネーター」という発電する部品から電力がバッテリーに蓄電されて車のエアコンに電力が供給されます。

しかし、注意が必要なのは犬を車内で留守番させるなど
車を駐車してエアコンを効かせる場合です。

車が停車すると当然、アイドリング状態といってエンジンの回転が
低い、少ない状態で一定となりオルタネーターの回転数も低くなります。
(エンジンと発電機のオルタネーターはベルトで繋がっていて
エンジンが回転するとオルタネーターも動いて発電が出来ます。)

車が普通に走っているときならば、車の速度も上がり、エンジンの回転数も上がり
オルタネーターもより多くの電力を発電出来るのですが・・・。

駐車されてアイドリング状態ですとエンジンの回転数も低くオルタネーターも
最低限の電力しか発電出来なくなります。
オルタネーターはこの状態でバッテリーに電力を蓄電して
エアコンという電力が必要な電装品を動かすのですから
かなりの負荷がかかってしまいます。

オルタネーターの回転数が低い=すぐにエアコンが止まる訳ではありません。
発電機のオルタネーターがエアコンを動かしている訳ではありません。
オルタネーターで作られた電力がバッテリーに
充電・蓄電されます。このバッテリーに
充電・蓄電された電力で車のエアコンは動いています。
ですので、バッテリーの状態が良く、電力が一杯まで蓄電された
状態ですと、オルタネーターの回転数が下がっても、しばらくは
バッテリー自体の電力でエアコンは今までと同じように動くことが出来ます。

バッテリーの電力を全て使い切ってしまったら?
ここからが大問題です。
オルタネーターからバッテリーへの蓄電が追い付かずに
バッテリーの電力を全て使い切てしまったら、エアコンは作動せずにクーラーの機能も停止します。
ただエアコンからは外気を取り入れた温風が出るだけになります。
もし、犬が車内で留守番をしていたならば熱中症のリスクが一気に跳ね上がります。
犬を車内で留守番させる時に窓も閉め切っていたならば、今まで
エアコン(クーラー)で冷えていたといえ車内はあっという間に40度以上にまでなります。

夏の暑さからエンジンが停止した場合

 

犬が車内で留守番しているときに
この夏の暑さからエンジンが停止〈エンスト)してしまう場合も十分に考えられます。
エンジンが停止した場合もエアコンから冷たい風は出なくなります。
エアコンのシステムの一部として車には「コンプレッサー」という
空気を圧縮して冷やす部品があるのですがエンジンが
停止するとコンプレッサーも停止します。

コンプレッサーはベルトでエンジンと繋がっていてエンジンの
回転を動力源としているために、当然エンジンが
停止すると動かなくなり空気を冷やして冷たい風を車内に
送りこめなくなります。冷たい風が出ないだけでなく温かい風が
車内に送りこまれてしまい
車内で留守番している犬の熱中症のリスクは一気に高まります。


間違った熱中症対策とは?車内の犬を熱中症から守る。

熱中症対策にダメ出しする女性

  

  注意!全て犬の熱中症対策になりません。

  • 直射日光を避けて車を木陰に停めたから大丈夫。
  •  

    真夏の直射日光を避けて木陰などに停車したから
    犬を熱中症から守れると思っている人もいますが、
    直射日光を避けていても車内の温度は
    急激に上昇します。真夏の外気に晒された車、走行中に
    高温になった車体の熱、そして湿度という条件も加われば
    車内の温度がたとえ20度前半であっても30分もあれば40度に
    まで達してしまいます。
    車を木陰に停車しても車内の犬の熱中症対策になりません。

  • 熱中症は真夏さえ気をつけていれば大丈夫。
  •  

    「真夏にさえ、
    犬を車内で留守番させなければいいんでしょ?」
    「熱中症なんて夏ぐらいしか聞かないし」

    大きな勘違いです。かなり危険な考えです。
    熱中症をかるく考えています。
    熱中症は夏や真夏にだけなる病気ではありません。
    春や秋にでも熱中症にかかってしまいます。

    犬の車内での留守番は春や秋にも熱中症のリスクがあります。
    春から夏になるときには、犬だけでなく人間も暑さに身体が慣れていません。
    人間なら体温を下げる汗、汗をかくための汗腺もまだ上手く開いていません。
    犬には体温を下げてくれる汗をかく汗腺がありませんので、
    人間以上に体温を上手く調整出来ません。
    真夏だけでなく暑くなってくる春も、暑さが残る秋も
    犬の熱中症の危険性はあり犬を車内で留守番させてはいけません。

  • 短時間だから問題なし。熱中症も大丈夫!
  •  

    あなたが犬を車内で留守番させている時間、
    エンジンが止まる事なくエンジンとベルトで繋がった
    コンプレッサーが動き続けて車のエアコンが冷たい風を
    送り続けてくれれば問題ありません。が・・・。
    しかしエンジン、エアコンはいつ止まるか分かりません。
    「熱中症?30分ぐらいだから大丈夫だろう。犬もいつも平気だし」と思っていませんか?

    エアコンも運よく今まで大丈夫だっただけかもしれません。

    エアコンを動かすバッテリーは経年劣化していませんか?
    車のバッテリーの寿命は3〜4年だそうです。それ以上は
    バッテリーの性能も格段に落ちるようです。

    しかも、猛暑での熱、バッテリーもダメージを受けています。

    あなたが大丈夫と思い車のドアをロックして瞬間にエアコンが停止
    するかもしれません。

    大切な家族、愛犬の命を守るために熱中症の予防策は
    全て行うべきだと思います。
    犬の熱中症は飼い主の努力によって防ぐことが出来ます。

     


車内だけでなく屋外でも便利な犬の熱中症対策グッズ。

犬を車内で留守番させるのは絶対にダメです。

しかし、夏のお出かけの時期などに、どうしても
犬を車内で留守番させる状況も出てくるかもしれません。

そんな時は熱中症対策を全て行いましょう。

まずは車を木陰やなど少しでも車を直射日光に
当てないようにして駐車をして車内の気温の上昇を緩やかにします。
そして、エアコンを付けてドアをロックです。
犬を車内で留守番させるのは最大で30分にしましょう。

忘れてはいけないのは、犬の熱中症対策に車内でも犬が飲める水を用意しておくことです。
犬は体温調整が上手く出来ない動物です。
車を木陰に駐車しても、エアコンつけていても犬は暑さから水が欲しくなり水が必要になるかもしれません。
エアコンが停止しても最悪、犬が水分を摂取することが出来たなら、
水分補給さえ出来たなら熱中症の発症を
遅らせることが出来るかもしれません。

「水を入れたボウルを車内に置いても倒したら犬の熱中症対策にならないし・・・。」
確かにそのとおりです。

そんなときには倒してもこぼれない不思議なペット用給水器があります。

ブリングウォーター2

ブリングウォーター2の
ここが凄い!

・倒しても水がこぼれにくい
・2リットルの大容量
・おしゃれな3色のカラー展開
・お手入れ簡単!丸洗いOK
・安心の日本製

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ペット用品の通販サイト「iP-PLUS」 3,100円(税込 3,348円) 配送先により料金が異なりますのでお支払方法・送料よりご確認ください

倒れても水がこぼれにくい!

屋外飼育の愛犬の熱中症対策にも最適!
ブリングウォーター2の特徴は大気圧を利用した特殊構造で犬が倒しても水がこぼれにくい構造になっています。
しかも容量が2リットルと大容量でお出かけやドライブにも安心です。愛犬が口にする水を入れる容器ですから
当然、製造元も気になりますが安心の日本製です。

犬を屋外飼育されている方にもオススメ!

屋外飼育されている犬にも最適ですね、犬の熱中症対策に
水分補給用の水飲みボウルを複数置いている人もいるようですが、
犬がリードを引っ張ったときに水のみボウルが全て倒れてしまって
犬が水を飲んでいなかったなんてことも・・・。
用心して複数置いたのに・・・。
「ブリングウォーター2」なら「絶対に倒れない!」という訳では
ありませんが、2リットルの水の重みで低い容器ですので、
犬がいたずらしても倒れにくい構造になっています。

「ブリングウォーター2」があるなら
「ブリングウォーター1?」もあるの?

「ブリングウォーター」ありました。
前モデルのようで「ブリングウォーター2」より少し安いのですが
送料込みだと結局同じぐらいの値段に・・・。

こちらのショップだと送料込みで安く購入出来ます。

ブリングウォーター

・ブリングウォーター2より 大容量の2.4リットル!

・お値段安くてもブリングウォーター2と大気圧を利用した同じ原理で倒しても水がこぼれにくい。
・生産国が台湾です。

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ケンコーコム 価格 2,382円

  (税込 2,572 円)

無料

 

 

 

 

 

 

車に戻ってきたら犬がグッタリしている!あなたがとる行動は?

グッタリしている犬

用事を済ませて車に戻ってきたら犬がグッタリしている!
熱中症の可能性が高いとき、あなたがとるべき行動は?

熱中症の初期症状は激しい呼吸、大量のよだれ、体温の上昇
(直腸体温で40℃〜41℃ 犬の通常の体温は38.5〜39℃)です。

犬がこれらの症状を見せていたら熱中症になっています。

まずは窓を開ける、エアコンを最大限に効かすなどで
犬の体温を下げてください。
可能であれば、タオルまたは来ているシャツなどを水で
濡らして犬にかけてください。この行動も犬の体温を
下げるのに有効です。犬が大量のよだれを出していたら
呼吸がしやすいようによだれも拭ってください。

犬にまだ意識があって水を飲むのが可能なら、どんどん水を
飲ませてください。

犬の熱中症は初期症状がでてから30分から1時間以内に
応急処置を開始して治療すれば回復の可能性が高いです。
しかし、熱中症の初期症状がでて2〜3時間も放置してしまって
熱中症も進行してしまい、血便などだす、下痢をする、
体温が41℃以上になってしまってから熱中症の治療を
開始しても熱中症の予後は優れず回復が不可能になるケースが
あります。
犬の熱中症は初期症状の段階で正しい応急処置が
出来たかで犬の熱中症の予後は大きく変わります。


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