名前を呼んでも前みたいに反応してくれない。
「昔は名前を呼ぶと喜んで走って来てくれたのに。最近は・・・」
名前を呼んでも無反応、またはチラッと見てまた寝てしまう。
最近こんなことが多くないですか?
無反応ならまだ諦めもつくのですが、チラッと見て目が合ってまた寝てしまわれると
「え?今、目が合ったよね?」と思ってしまいます。
昔なら喜んで近寄ってきてくれたのに・・・と寂しくなったりも・・・。
せっかく名前を呼んだのになぜ来てくれないのでしょうか?
嫌われることをした覚えもないし、なぜ?と思ってしまいますが
理由は大抵次の3つの内のどれかにあてはまります。
名前を呼んでも無反応理由その@
呼ばれても行ってもイイことないし、別にね。
これが一番精神的に辛いのですが
人間も犬も年を重ねると共に過去の経験が積み重なって好奇心や興味に対する度合を
失っていきます。
過去の経験からこれからの状況が判断出来てしまう訳です。
冷めてしまっている状態です。
名前を呼ばれた愛犬はこんな事を思っているかもしれません。
「今、呼ばれたよな。名前が聞こえたようね気が。でもな・・・・。
呼ばれて行ったって特になにもないしな・・・昔は行ったら褒めてくれたり
身体撫ででくれたりしたけど最近は呼ぶだけだしな
面倒くさいから行くのやめとこ」
とかです。
心の老化ですね。
名前を呼んでも無反応理由そのA
老化によって耳が聞こえていない。
これは意外に多いです。
耳が聞こえないのは外見からすると全く分からないので
飼い主さんが気づいていないケースが多いです。
老化による聴力の低下なら致し方ないのですが外耳炎や内耳炎で
難聴になっている可能性もありますので、観察して獣医さんに。
名前を呼んでも無反応理由そのB
脚・腰・関節・筋肉に痛みがあって立ち上がるのが辛い
老犬なら全身の筋肉や関節の機能が徐々に低下していきますので
立ち上がりにくくなるのは当然のことです。
この場合は飼い主さんが工夫をしてあげて改善してあげないといけないのですが
病気の場合がありますので、その際にはすぐに獣医さんに診てもらいましょう。
大型犬などはやはり、その体重から関節に異常をきたす場合が多いので
日頃の観察、またブラッシングの際のボディチェックなどが重要になってきます。
変なシコリはないか、痛みを訴える部位はないかなど
注意してみてあげていると病気の早期に繋がります。