2キロのペットボトル2本を鉛筆で支えられますか?
2Lのペットボトル2本を鉛筆で支えることは可能でしょうか?
いきなり変な質問をしてしまってごめんなさい。
これは例えの話になります。
骨折しやすい犬種の一つにトイプードルがあげられます。
トイプードルが骨折しやすい原因の一つに脚の骨の細さがあります。
トイプードルの足って見た目、毛がモコモコでフワフワしていて
結構ボリュームがあるように見えるのですが・・・。
お風呂に入れたことがある人は分かると思うのですが
トイプードルの足は想像より細いです。
「えっ!この子の足こんなに細かったの・・・。」と衝撃を受けた人もいるかと思います。
大体、鉛筆や割りばしぐらいの太さです。
トイプードルの平均体重が3キロから4キロ、まぁ個体差がありますから
一概には言えませんが4キロを越えている子もいると思います。
仮に4キロとした場合、2Lのペットボトル2本。
このペットボトル2本に鉛筆4本を固定して、ある程度の高さから落とした場合・・・。
鉛筆は無事だと思いますか?まず無理、折れますよね?
普段、トイプードルを抱っこしているときはそんなに重く感じていないと思いますが
2Lのペットボトル2本を持つことを想像した場合、結構な重さをイメージ出来ませんか?
可愛い愛犬を抱っこする4キロと無機質なペットボトル2本とでは精神的に
違うのでしょうか・・・・。
2Lのペットボトル2本家にある人は試しに一度、2本抱えてみてください。
「あれ?あの子もこんなに重かったっけ?」と感じると思います。
抱っこしている犬が飛び降りるというのは、この抱えているペットボトル2本を
同時に手放すのと同じことです。
犬が抱っこの状態から飛び降りるときには嫌がって、あなたの腕を振り切って
飛び降りるのですから、勢いが付いていると思って間違いないです。
ということは、着地のときには犬の足には勢いが付き増した衝撃が加わることになります。
犬が飛び降りるのが危険なことなのか、より具体的な予防法はないのか?
などを紹介していきますね。
犬が飛び降りて骨折するのは、ほとんど前足
犬が椅子やソファーから飛び降りて骨折してしますのは
ほとんど前足です。言われてみれば確かに。
犬が飛び降りた場合、4本足同時に着地するのを見たことがありません。
先に2本の前足の着地して、少し遅れて後足2本が着地です。
トイプードルの場合、体重4キロの衝撃を前足2本(鉛筆2本)全て受けることになります。
トイプードルが椅子やソファーから飛び降りて骨折してしまうのも理解できます。
初めて犬を飼うときには抱っこの仕方を教えてもらいましょう。
抱っこされるときに飛び降りて骨折してしまう犬がいます。
初めて犬を飼う人、子犬を初めて飼う人は
長年犬を飼ってきていて抱っこをするのに慣れている人
に納得がいくまで抱っこの仕方、コツを教えてもらってください。
ペットショップなどで子犬などを初めて飼う人、お迎えする人は
ペットショップの店員さんから抱っこの仕方を教えてもらっておきましょう。
子犬なら子犬の抱き方のコツを分かっているからです。
また、ペットショップの店員さんなら、その子犬のお世話を日頃してきているので
その子の好きな抱っこの仕方、嫌いな抱っこの仕方を理解しているかもしれません。
抱っこに慣れていない人に抱っこされるのは犬もストレスに・・・。
初めて犬を飼う人が犬の抱っこに慣れているはずがありません。
恐る恐る抱っこしたり、犬の嫌がる体制で抱っこすれば
犬も「ちがうって!その抱っこの体勢はいやなの!」と
思ってしまうかもしれません。
犬の嫌がる体制で抱っこして犬が「もう!いや!」と抱っこしている
あなたの腕から飛び出すかもしれません。
犬を抱っこしているのが、座っているときなら多分骨折もしないでしょうが(多分です)
もし、抱っこしようとして人間が立った状態から犬を抱え上げていたら
犬はかなりの高さから、飛び降りることになります。
飛び降りたときに骨折しやすい犬種とは?骨折しやすい理由は?
「足の骨が細い犬」
椅子やソファーなどから飛び降りたときに
骨折しやすい犬種は「足の骨が細い犬」です。
当然といえば当然で想像してとおりだと思います。
細い骨では飛び降り、着地のときの衝撃にも耐えられません。
トイプードル、ポメラニアン、パピオン、チワワ、イタリアン・グレーハウンド
などが骨折しやすい犬種として知られています。
それらの中でも、世界で1番小さな犬種の「チワワ」は足の骨が細いわりに
身体がしっかりして重量もあるので、飛び降りて着地のときに
骨折しやすいです。
運動量が多いイタリアン・グレーハウンド
イタリアン・グレーハウンドは小型犬のなかでも
とにかく足が細くて長い!初めてイタリアン・グレーハウンドを写真でみたとき
大きな犬を想像していたのですが、小型犬と知って驚きでした。
とにかくスリムなイタリアン・グレーハウンドも椅子やソファーなどからの
飛び降りに気をつけないといけません。
イタリアン・グレーハウンドは活発で運動量が多いので
室内でも走り回ったりすることもあります。
ぴょんぴょんと飛び跳ねるトイプードルやポメラニアンなどの小型犬は骨折に注意です。
帰宅した飼い主さんに会えた嬉しさから
ピョンピョンと跳ねて喜びを身体で表す愛犬。
本当に可愛いですね!
小型犬の中でもトイプードルやポメラニアンに
よく見られる仕草のようです。
しかし!このピョンピョンと飛び跳ねる仕草が骨折の原因に
なっているかもしれません。
飼い主さんに構って欲しい!抱っこして欲しい!などのときに
トイプードルやポメラニアンはぴょんピョンと飛び跳ねて飼い主さんに
アピールするのですが、飛び跳ねるということは大抵後ろ足でジャンプして
後ろ足で着地するをくり返す行動です。
この場合、2本の後ろ足だけで体重を支えています。
ピョンピョン飛び跳ねるということは何度も何度も。
ピョンピョンと飛び跳ねた回数の分だけ、犬の後ろ足や腰に衝撃、ダメージが
加わっています。
帰宅したときにお出迎えしてくれてピョンピョンと飛び跳ねて甘えてくれるのは
本当に嬉しいのですが、毎日毎日、犬は後ろ足や腰にダメージを
植え付けている状態です。
本当に言いにくいのですが・・・。
この毎日のピョンピョンと飛び跳ねている途中に骨折することはないと思います。
(いや・・。もしかしたら高くジャンプしてしまって着地の際に骨折する子もいるかもしれません。)
この毎日ピョンピョンと飛び跳ねて後ろ足の骨にダメージが蓄積されて
犬も人間も当然、ダメージが蓄積されていることなど知りません。
この犬がある日、椅子やソファーから勢いよく飛び降りたときに
ダメージが蓄積された後ろ足では体重を支え切れずに骨折してしまう可能性があります。
犬が飛び降りたときに骨折するのはほとんど前足と書きましたが
前足でまず着地して当然、後ろ足も床などにつきますので。
ダメージが蓄積されていた場合、その部分が脆くなっていて骨折することも十分にあります。
抱っこに注意しないといけない人
注意しないといけない人はなんと言っても
「犬を抱っこするのに慣れていない人」「犬を抱っこするのが上手くない人」です。
犬を抱っこするのに慣れていない人とは
「初めて犬を飼う人」「犬を抱っこしたことがほとんどない人」などですね。
犬を初めて飼う人が犬を抱っこするときに注意すること。
まずは犬を抱っこするのに慣れている人、犬を抱っこするのが上手い人から
犬を抱っこするコツをしっかりと教えてもらうことです。
犬を初めて飼うのですから、抱っこも上手く出来る訳がありません。
知人から子犬を譲ってもらう人はその知人から、ペットショップからお迎えする人は
ペットショップの店員さんから犬を抱っこするコツやポイントを
理解、納得いくまで教えてもらってください。
まずは座った状態で犬を抱っこすることに慣れましょう。
犬を抱っこしたまま歩く、抱っこしたまま立ち上がるは絶対にダメです。