乾性結膜炎(ドライアイ)になると結膜と角膜が炎症を起こします。症状は?黒ずんでいませんか?
乾性結膜炎(ドライアイ)には一時的な場合と慢性的な場合があります。
どちらの場合も目の涙腺で作られる涙(涙液)の分泌量が極端に減り
目が乾燥して結膜と角膜に炎症を生じます。
犬の乾性結膜炎にも一時的なものと慢性的なものがあると書きましたが
一時的ものは普通の結膜炎や角膜炎の様な
涙や目やにが大量にでる、目が赤く充血するなどの症状がでるのですが
慢性的な場合というのは涙腺に異常があって、涙(涙液)の不足した
状態がずっと続いて結膜と角膜を保護するもの涙が不足した状態をいいます。
涙(涙液)が不足した状態が続くと
角膜の透明度は低下して結膜は炎症を起こして厚くなります。
この段階で発見して治療にあたれば良いのですが・・・。
放置してしまうと角膜は広範囲にわたって黒ずんでしまって
低下していた角膜の透明度は遂になくなり、炎症を起こしていた
結膜からは出血まで見られるようになり大量の目ヤニがでます。
この段階を更に放置してしまうと
角膜に穴が空いてしまう、結膜の炎症は酷くなり瞼が癒着してしまいます。
涙(涙液)は結膜と角膜を保護するために本当に必要なものです。
犬の乾性結膜炎の原因は様々です。
犬の乾性結膜炎(ドライアイ)の原因は本当に様々で特定不能な場合もあります。
生まれた時から涙腺がないため涙がつくられない
涙腺が何らかの理由で委縮してしまっていて
つくられる涙の量が極端に少ないために乾性結膜炎(ドライアイ)になってしまう
などが考えれます。
涙腺がない・涙腺が委縮してしまっている場合の原因も
生まれつき・先天的が原因である場合と
生後、ウィルスに感染した、また老化が原因で
などが考えられます。
また、結膜炎が原因である場合もあります。
これはどのような症状かというと
涙腺も備わっており、涙もキチンとつくられているのですが
結膜炎自体がが原因で目の表面に涙が到着出来ずに
乾燥して乾性結膜炎になる場合があります。